高気密・高断熱の住宅について

高気密住宅とは

こんにちは!福岡市東区で注文住宅・リフォームリノベーションを手掛ける工務店「建築工房ゼロ」のZ世代・新入社員のFです!

今回は高気密・高断熱の住宅についてご紹介します♪ぜひ最後までお読みください♪

高断熱住宅とは

【高気密】
高気密住宅とは気密シートや気密テープなどを使って、隙間を無くし気密性をさらに高め、室内の一定の温度が保たれて快適に過ごせる住宅の事です。
気密性というのは、壁や天井の隙間から、出入りする空気(隙間風)をなるべく少なくする事です。

【高断熱】
高断熱住宅とは天井や壁などに性能の高い断熱材を充填し、断熱性が高い窓を使用することで、熱移動や外気温の影響を防ぎ断熱性をさらに高めた住宅の事です。

高気密・高断熱住宅のメリットは3つあります。

1.光熱費を抑えることができる。
外気温の影響を受けにくいので、室内が夏は涼しく冬は暖かく、一定の環境を保つ事ができ、エアコンの温度設定を頻繫に行わずに済むため、光熱費を抑える事ができます。

2.ヒートショックが起こるリスクを低くすることができる
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が急に上がったり下がったりして
脳梗塞や脳卒中の症状が起こることです。
(少し古いデータですが、東京都健康長寿医療センター研究所によると、2011 年の1年間で
約 17,000 人が、いわゆる「ヒートショック」に関連して急死したと推計されています。)
何故ヒートショックが起こるリスクを低くすることができるかというと、高気密・高断熱の住宅では隙間を極力無くして、性能の高い断熱材を使用して造られているため、部屋ごとの急激な温度変化が起こらず、体への負担が少ないからです。

3.防音性が高い
隙間を無くすことで生活音が外に漏れにくくなり、かつ断熱材の厚みが厚く(密度が高く)なっているため、防音性が高くなります。

以上の3つが高気密・高断熱のメリットとなります。

また、高気密・高断熱のデメリットは2つあります。

シックハウス症候群が起こる可能性がある。
シックハウス症候群とは建材などに使われている、接着剤や塗料などの化学物質を吸い込んでしまって体調を崩してしまう事です。
高気密・高断熱の住宅では、空気の出入りを防ぐように建てられているので、化学物質が部屋に閉じこもってしまい、シックハウス症候群になる可能性があります。
建材に使われる合板などは、ホルムアルデヒドを放散する量が星マーク(☆)で製品に表示されています。
表示記号は[F☆☆☆☆](読み方:エフフォースター)星マーク4つが最も放散量が少量で、その他[F☆☆☆]、[F☆☆]などがあります。
できる限り放散量が少ないものを選びましょう。
シックハウス症候群の対策のため現在は24時間換気システムが義務付けられています。
しかし、化学物質の感受性が高い方がいらっしゃる場合は、自然素材の建材を使うことをお勧めいたします

結露が起こる可能性がある。
高気密・高断熱住宅に限ったことではありませんが、断熱材を充填する際、少しでも隙間があった場合、外からの冷たい空気が壁の内部に侵入してしまい、部屋の中の室温が高い時に温度差ができ、結露が発生する可能性があります。
この頃はペアガラス(複層ガラス)の窓が主流ですが、ひと昔前の単板ガラス(1枚ガラス)の窓ではよく見られる光景です。
同じような現象が壁でも起きることがあります。
住宅省エネルギー技術者がいるなど、しっかりとした施工技術を持った会社さんに施工・監理してもらう事をお勧めいたします。

高気密・高断熱の住宅には上記のような3つのメリットと2つのデメリットがあります。

今回は高気密・高断熱の住宅について紹介しました!役に立つと嬉しいです♪

最後までお読みいただきありがとうございました!

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